顔汗の原因は多汗症!?私だけ顔から汗が出やすい理由はなに!?

真夏の暑さはもちろん、ちょっと蒸し暑い日まで。あなたは顔汗でダラダラじゃないですか?
せっかくセットした髪やメイクはすぐにハゲ落ち、ファンデーション・日焼け止めの効力はゼロ...。
周りの友人といったら、一粒の汗もかいていないような涼しい顔ばかり。
「うらやましい…。どうして私はこんなに顔汗をかいてしまうんだろう?」
そう思ったことはありませんか?

または「暑さはさほど感じていないのに顔から汗が止まらない。」と、原因がよくわからないまま顔汗に悩んでいるあなた。

そのお悩み、原因がわかれば解決に導けるかもしれません!
そんな顔汗の原因について徹底的に調べてみましたので、一緒に探ってみましょう。

顔汗が出る原因

顔汗に困っているあなたは、顔汗を止めたいという気持ちが勝っていると思いますが、体から汗が出るということは体の機能としてとても重要な働きをしています。

原因を探る前に、「汗をかく理由」を知っておきましょう。

汗の働き

汗は体を冷ます働きがあります。
体は、一定の温度より体内が熱くなりすぎると、脳細胞など体の組織が壊れてしまうのです。
それを防ぐために汗を出し、汗が蒸発するときに熱を奪い、適切な体温へ冷まします。
運動をすると体が温まってくるのがわかりますね?また、じっとしていても気温が高い場合は、体温も上がり汗をかきます。

汗には本当はこんな大切な機能があるんだよということを踏まえて、なぜ顔ばかりに汗がでてしまうのか?
顔汗の原因を見ていきましょう。

顔汗が出る原因1:運動不足

本来なら体全体から汗をかくことが健康的な汗のかき方です。
ですが、運動不足で体に熱を発生させることが少ないと、体温を下げる機会が減ってしまい、汗を出す「汗腺」が衰えていってしまいます。
体温を調整するための汗は「エクリン汗腺」から出ますが、心臓に近い顔や頭に比べ、心臓から遠い腕や下半身は冷えやすく、もともと汗が出にくいのです。
運動不足で汗をかく機会が少ないと汗腺の働きが悪くなり、結果として顔や頭ばかり汗が出るということになるのです。

顔汗が出る原因2: 緊張・ストレス

緊張やストレスから汗が出ることは、体温の上昇とは関係がなく自律神経系が影響していて、「精神性発汗」といわれています。
自律神経は人間が意識せずとも、生かすために調整している機能のこと。
「動かそう」と思わなくても自動的に動いてくれている心臓・内臓・血管・瞳孔・分泌腺・汗腺などは自律神経の働きで動いています。
これが乱れると、心身ともに調子が悪くなってしまうのです。

汗と自律神経の関係とは?

自律神経には交感神経と副交感神経があり、緊張やストレスは、興奮や逃走などの分野を持つ交感神経が働きます。そして、汗を出すのは交感神経系の作用です。
緊張して、交感神経が働き過ぎていると発汗の作用が強く出てしまい、「何もしていないのに汗がダラダラ…。」ということが起きてしまいます。
汗をかくことで緊張やストレスを感じ、さらに汗の量が増えるという悪循環にもなりやすいのです。
現代人は、緊張やストレスに晒されることが多いので、自律神経が乱れがちといわれています。

顔汗が出る原因3:顔面多汗症や病気

多汗症には全身多汗症と、顔や手・脇などの局所的多汗症があります。
わかりやすい手の場合の症状では、滴り落ちるほどの大量の汗が出てしまうのが特徴です。
起きているときに発汗する一方で、睡眠時には汗をかかないため精神的なことからの影響が強く表れやすいと言われています。
顔という他人の目を特に気にしてしまう部位なので、ストレスを感じさらに汗の量が増えやすくなるという悩みを抱えることも。
多汗症は、緊張などの精神的な要因が多く考えられますが、遺伝や糖尿病・更年期障害、バセドー病、結核なども多汗症の原因となっていることがあります。ですが、病気の場合は顔面というよりも全身多汗症になることが多いようです。

顔汗が出る原因4:更年期症状の一つ

更年期の女性に多くある悩みです。
ホットフラッシュといわれる「カァーッ」と急激に体が火照り、主に上半身に汗が多く噴き出す症状。
暑い夏場だけでなく、冬でも季節問わず現れ、汗をかいたあとは一気に冷えてしまうことも…。
更年期症状は大量の発汗だけでなく、イライラ、のぼせ、頭痛なども合わせて起こることが多くあります。

更年期の顔汗はホルモンバランスが乱れることが関係している?

更年期障害に表れる症状は、「エストロゲン」といわれる女性ホルモンが急激に減少することで、ホルモンバランスを壊し影響が出てきます。
自律神経とも大きく関係しており、「脳の視床下部からの命令でエストロゲンを分泌しなければならないのに、出すべきエストロゲンが枯渇している」という脳と体のちぐはぐから自律神経が乱れ、発汗というメカニズムになってしまうのです。

ホルモンバランスの乱れだけでなく、仕事や心配事などの心理的な要因も関係しているといわれています。

顔汗が出る原因5:肥満

運動不足が顔汗の原因と説明しましたが、肥満も同じような理由で顔汗が出やすくなります。
太ってしまい、運動することが少ないと汗腺が衰えやすくなります。
さらに、脂肪は体を冷やし冷え性になりやすいので、さらに下半身や腕から先が冷え、汗が出にくい状態になります。
そうすると、比較的汗を出しやすい顔や頭に集中してしまい、汗っかきのように見えてしまうのです。
よく「汗をかく人は代謝が良い」と聞きますが、肥満で運動不足なのに汗をかいている人は、こんな現象が体で起こっているのかもしれません。

あなたの顔汗の原因はどれ?それぞれに合った対策方法を探してみて

顔汗は目立ってしまうことがストレスとなって、さらなる汗の量を増やすという厄介な悩みですね。
顔汗を減らすには、あなたにはどんな対策が必要でしょうか?
運動をして代謝アップし汗を全身から出すようにしたり、ストレスを抱えているならしっかり体を休めたりする。
更年期障害に悩んでいる場合は、ホルモンバランスを考えた食事に気を付けたり、婦人科で相談してみたりするなど対策が考えられますね。
ですが、これらのことには即効性がありません。焦らずじっくりと取り組んでいきましょう。
「なんとか早く対策したい!」というときには、このサイトの記事を参考に試してみてください。

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